HBCU、キャンパス近くでの銃撃事件を受けて「神の仕事」を続けると誓う

フロリダ州ジャクソンビルで起きた人種的動機による銃乱射事件は、歴史的に黒人キリスト教徒の大学であるエドワード・ウォーターズ大学のロックダウンを引き起こし、連邦政府によるヘイトクライム捜査のきっかけとなった。同大学の指導者はその使命を妨げないと誓った。

土曜日に銃撃事件が起きたダラー・ジェネラル・ストアから1.6マイル以内に位置するEWUは、キャンパスの警備員と銃撃犯との遭遇の後、封鎖に入った。

ファースト・コースト・ニュースによると、大学の警備員はセンテニアル図書館付近で男性と交戦し、身元を明かさなかったため立ち去るよう求めたという。

ジャクソンビルのTK・ウォーターズ保安官は日曜日の記者会見で、犯人はライアン・クリストファー・パルメーターさん（21歳）と特定され、自傷による銃創で死亡したが、何事もなくキャンパスを出てダラー・ジェネラルへ向かったと述べた。

犯人は白人でオレンジパークに両親と住んでおり、アンジェラ・ミシェル・カー、アノルト・ジョセフ・“AJ”・ラゲール・ジュニア、ジェラルド・ガリオンの3人の黒人を「AR-15型」ライフルと拳銃を使って殺害した。ウォーターズ氏によると、どちらも合法的に購入されたものだという。

銃撃者は襲撃前にEWUで防弾チョッキを着ているのが目撃されている。

メリック・ガーランド司法長官は、米国司法省がこの銃撃事件を憎悪犯罪および人種的動機に基づく暴力的過激主義行為として捜査していると発表した。

保安官によると、銃撃犯は人種差別的な書き込みを残し、襲撃中に人種的中傷を行ったという。

EWU は、解放奴隷とその子供たちを教育するために、アフリカ メソジスト聖公会のメンバーによって 1866 年に設立されました。 EWU学長兼最高経営責任者（CEO）のA・ザカリー・フェイソン・ジュニア氏はビデオメッセージで、大学はヘイトクライムに立ち向かうと述べた。

「これが実際に人種的動機に基づいた行為であったことは、私たちにとっても間違いではありません」とファイソン氏は語った。 同大学は、主に黒人の心をもつ若者を教育するという使命を継続すると強調した。

「恥ずかしがらずに言いたいのですが、私たちは落胆していません。怯えることはありません。…私たちがエドワード・ウォーターズで行っている仕事、そして私たちが1世紀半にわたって行っている仕事…素晴らしい仕事です、そしてそれは素晴らしい仕事です」それは神の御業だからです。」

「私たちのビジネスは、世界を変えるために、主に黒人の若者を高揚させ、教育することです」と彼は付け加えた。 「そして、それが非常に強力な力であり、それが起こらないことを望んでいる他の力があることを私たちは知っています。しかし、エドワード・ウォーターズ大学だけでなく、この偉大な国のすべての歴史的に黒人の大学を維持し続けてくれたことを神に感謝します。」 」

ジャクソンビル市長のドナ・ディーガンは、分断と憎しみの終結を呼び掛けた。

CNNによると、彼女は「私たちはみな同じ血肉であり、同じようにお互いを扱うべきだ」と語った。

ウォーターズ保安官は、襲撃の理由を探ろうとしないよう警告した。

「私たちのコミュニティは、なぜこの残虐行為が起こったのか理解しようと取り組んでいる。私は全員に、無意味な暴力行為に理性を求めないよう強く勧める」と述べた。

銃暴力アーカイブによると、2023年現在、米国では少なくとも475件の銃乱射事件が報告されている。

ウォーターズ氏は、パルメーター氏は精神的健康危機の際に非自発的拘留を認めるフロリダ州ベーカー法に基づく2017年の法執行機関の要請の対象となったと述べた。 彼は 3 日間拘留されたが、それ以上の非自発的拘束は行われず釈放された。

ファイソン氏は、不審者に対するEWUの迅速な対応により命が救われた可能性が高いと述べた。

「私たちの大学のセキュリティチームのメンバーはほぼ即座に反応しました」と彼は言いました。 「彼が連絡して私たちのキャンパスに車で入ってから30秒以内に報告があったと思います。」

容疑者の家族は、犯人が残した遺書と遺書を発見し、クレイ郡保安官事務所に連絡した。 当局は銃撃のビデオクリップを公開し、銃撃者が戦術ベストと青いラテックス手袋を着用している様子が映った。

銃撃犯は被害者らと面識はなかったようで、単独犯行とみられる。